三宅島の噴火(2)

4月21日 三宅島の噴火(2) 9月以降、顕著な噴火は発生しなくなったが、その一方で陥没した火口から大量の火山ガスが放出される状況となった。火山ガスの主な成分は二酸化硫黄(亜硫酸ガス)で、最盛期には、一日あたり3万~5万tも放出されていた。二酸…

三宅島の噴火(1)

三宅島の噴火(1) 2000年6月27日に始まった三宅島の噴火は、7月8日から雄山の山頂噴火に移行するとともに、山頂部が陥没を始め、最終的には、直径約1.5㎞、深さ約500mの小規模なカルデラを生ずるに至った。山頂噴火はその後も続き、8月に入ると次第に激し…

有珠山の噴火(3)

有珠山の噴火(3) もし噴火の前に住民の避難が完了していなかったなら、国道付近で発生した最初のマグマ水蒸気噴火によって、多数の死傷者が出ていた可能性がある。現実に国道230号の上には、最大で直径3m以上、最初の火口から600mほど離れた幼稚園にも…

有珠山の噴火(2)

4月1日 有珠山の噴火(2) 一連の噴火によって、大量の噴石がビルや民家を直撃し、金比羅山の火口群からは熱泥流が流出して温泉街を襲った。国道230号にかかっていたコンクリートの橋を流すほど、泥流の勢いはすさまじいものであった。また、地下のマグマが…

有珠山の噴火(1)

3月22日発行 有珠山の噴火⑴ 2000年3月に起きた北海道・有珠山の噴火は、日本で初めて噴火の直前予知に成功した事例である。有珠山では、3月27日から火山直下の地震が頻発し始め、29日には気象庁から「緊急火山情報」が発表された。これを受けて地元の1市2町…

近年の地震・津波災害・・・阪神淡路大震災

近年の地震・津波災害・・・阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)1995年 1995年1月17日午前5時46分、兵庫県南部地震(マグニチュード【M】7.3)が発生、死者6434人を出す大災害(阪神淡路大震災)となった。大都市の直下で活断層が活動して起きた地震だ…

近年の自然災害に学ぶ1

近年の自然災害に学ぶ1・・・近年の地震・津波被害とその教訓は? 【主な内容】阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)(1995年)、新潟県中越地震(2004年)、 新潟県中越沖地震(2007年)、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)、(2011年)…

防災士の基本理念・・・③協働

防災士の基本理念・・・協働・・・市民、企業、自治体、防災機関等が協力して活動する。 日頃から、地域の防災コミュニティの形成に積極的に参加し、防災・減災に関わる多様な組織、団体との連携を心掛けるとともに、地域に密着した防災意識の啓発、防災訓練…

防災士の基本理念・・・2

防災士の基本理念・・・共助・・・地域・職場で助け合い、被害拡大を防ぐ。 個々の人の力には限界があります。地域・職場の防災力を高めるため、日頃から近隣はもとより、地域や職場の人たちと協力して、防災・減災のための啓発活動に努めます。災害の発生規…

防災士の基本理念・・・①

防災士の基本理念・・・自助・・・自分の命は自分で守る 自分の安全は自分で守るのが防災の基本です。災害時に命を失ったり、大けがをしてしまったら家族や隣人を助けたり、防災士としての活動をすることもできません。 まず、自分の身を守るために日頃から…

乳酸菌飲料関連

乳酸菌青汁の効果 乳酸菌青汁は、乳酸菌と野菜の栄養素が含まれた健康飲料です。以下に、一般的に言われている乳酸菌青汁の効果を幾つか紹介しますが、個人の体質や状態によって効果や効能は異なる場合があります。医療の専門家に相談されることをお勧めしま…

防災士とは

1月再スタート日 防災使とは 自助・共助・協働を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを、日本防災士機構が認証したひとです。 What is a disaster prevention envoy? A person…

玄米の炊き方 その1

玄米の炊き方 その1 玄米は、第一にまずその中の籾をより分けて取り去るのが肝心。玄米に籾が混じっていると、ご飯に炊いてから食べにくいし、その上下痢を起こすこともある。よく「玄米食もいいが下痢をするのでね」という声を聞くが、それは、多くは籾が…

玄米の炊き方 その1

玄米の炊き方 その1 玄米は、第一にまずその中の籾をより分けて取り去るのが肝心。玄米に籾が混じっていると、ご飯に炊いてから食べにくいし、その上下痢を起こすこともある。よく「玄米食もいいが下痢をするのでね」という声を聞くが、それは、多くは籾が…

保険食として再認識され始めた、玄米食

保険食として再認識され始めた、玄米食 米は、日本穀物食の最重要品ですが、原始時代から玄米を食べていたことは、発掘品その他によって知られています。ところが、その原産地は、南方からというまでで、それ以上は確かなことは分かっていないのです。我が国…

紋白蝶とキャベツと胃潰瘍2

紋白蝶とキャベツと胃潰瘍2 欠右脳症である壊血病は一日10㎎程度摂取していれば発症しないが、日本人の食事摂取基準では、酸化を防ぐ働きや心臓血管系の疾病予防が期待できる摂取量が推定平均必要量とされた。推奨量は推定平均必要量の1.2倍の量となってい…

紋白蝶とキャベツと胃潰瘍1

紋白蝶とキャベツと胃潰瘍1 ビタミンCが多いキャベツは大根と野菜の双璧。胃潰瘍に効能のあるビタミンUも豊富だ。ビタミンCは体内で様々な化学反応に関与し、多様な働き、機能を果たす。 体を構成する重要なたんぱく質であるコラーゲンの生成に働く。コラー…

第6講 災害と交通インフラ

第6講 災害と交通インフラ ① 鉄道はどのような震災対策を行っているか? (主な内容)列車の緊急停止システム(新幹線に関する早期地震検知システム、緊急停止情報)、 鉄道施設の耐震化 ② 大規模災害時の交通規制・緊急輸送路の確保は? (主な内容)大震…

第4講 耐震診断と補強

第4講 耐震診断と補強 ① 耐震基準はどのように整備されてきたか? (主な内容)市街地建築物法、建築基準法、新耐震基準、必要壁量・壁倍率 ② 阪神・淡路大震災等の家屋被害をふまえ、どのような法律や制度が整備されたか? (主な内容)耐震改修促進法、住…

第3講 身近でできる防災対策

第3講 身近でできる防災対策 ① 地震に備えて事前にやるべきことは? (主な内容)家族防災会議、防災用品、建物の安全性を高める、家具類の転倒・落下・移動防止対策 ② 火災に備えて事前にやるべきことは? (主な内容)まず火災を起こさない、防災製品の使…

第二講 防災士の役割

第二講 防災士の役割 ① 「防災士」はどのようにして生まれたか? (主な内容)阪神淡路大震災の教訓、地域の防災力、減災 ② 防災士はどのような場面で活躍するか? (主な内容)自助と防災士、共助と防災士、公助と防災士 ③ 防災士に期待される役割とは? (…

第一講 近年の自然災害に学ぶ

数年前のことですが、それまで介護をしていた母親の葬式と日程が重なり、資格試験を受けていませんので、約半年ほど掛けて受けた防災のセミナーの結果を出せていませんが、近々正式に防災士の資格取得試験は受けます。そのための復習を兼ねて、暫くは、英語…

問9

問9次の記述で正しいものを1つ選びなさい。 ① 環境に適応できる能力は、流動性知能である。 ② 人がもともと、生まれつき持った能力は結晶性知能である。 ③ 経験や教育、体験などで獲得した知能を流動性知能という。 ④ 結晶性知能は、高齢になると低下しやす…

問8

問8次の記述で正しいものを1つ選びなさい。 ① 老化とは、人が生まれてから死に至る時間的経過のことをいう。 ② 老化することで、人は抵抗力が上昇し、身体機能が向上する。 ③ 「新しいことへの学習意欲の減退」は老化の徴候の1つである。 ④ 老化の徴候の…

問7

問7以下は「度忘れ・物忘れ」と認知症の違いの記述である。不適切なものを一つ選びなさい。 ① 「度忘れ・物忘れ」は加齢による生理的なものである。 ② 体験したこと自体を忘れるのは「度忘れ・物忘れ」による生理的な加齢によるものである。 ③ 学習能力に障…

問6

問6記憶の過程について、正しい記述を三つ選びなさい。 ① 記銘とは、覚えたことを脳に保存することである。 ② 保持とは、新しいことを覚えることである。 ③ 想起とは、覚えていたことを思い出すことである。 ④ 保持とは、覚えたことを脳に保存することであ…

問い5

問5「度忘れ」は記憶の過程では脳の何が働かないことか、正しい記述を一つ選びなさい。 ① 記銘 ② 想起 ③ 再生力 ④ 理解力 ⑤ 保持 問4の正解・・・④

問4

生理的な「度忘れ・物忘れ」について、正しい記述の組合せを選びなさい。 A よく知っている芸能人の名前がなかなか出てこない。 B 自宅のトイレがわからなくなり、ウロウロしている。 C 下着を汚染しタンスに隠す行為が頻繫にある。 D がらくたのようなもの…

問3

問3 認知症について、正しい記述を2つ選びなさい。 ① 道に迷ったが家に戻ることができた。 ② 今の季節を迷うことなく言えた。 ③ メガネをどこに置いたか忘れたが、暫くしたら思い出した。 ④ 財布がなくなり、「お前が盗った!」と身近な人を標的にする。 ⑤…

問2 次の問題は「認知症予防支援相談士の役割」についての問題である。不適切な記述を 一つ選びなさい。 ① 地域住民に対する認知症予防の啓発活動。 ② 認知症の危険因子となる生活習慣の改善や提案。 ③ 認知症に役立つ社会資源の収集や情報の提供。 ④ 認知…