2024-01-01から1年間の記事一覧

三宅島の噴火(2)

4月21日 三宅島の噴火(2) 9月以降、顕著な噴火は発生しなくなったが、その一方で陥没した火口から大量の火山ガスが放出される状況となった。火山ガスの主な成分は二酸化硫黄(亜硫酸ガス)で、最盛期には、一日あたり3万~5万tも放出されていた。二酸…

三宅島の噴火(1)

三宅島の噴火(1) 2000年6月27日に始まった三宅島の噴火は、7月8日から雄山の山頂噴火に移行するとともに、山頂部が陥没を始め、最終的には、直径約1.5㎞、深さ約500mの小規模なカルデラを生ずるに至った。山頂噴火はその後も続き、8月に入ると次第に激し…

有珠山の噴火(3)

有珠山の噴火(3) もし噴火の前に住民の避難が完了していなかったなら、国道付近で発生した最初のマグマ水蒸気噴火によって、多数の死傷者が出ていた可能性がある。現実に国道230号の上には、最大で直径3m以上、最初の火口から600mほど離れた幼稚園にも…

有珠山の噴火(2)

4月1日 有珠山の噴火(2) 一連の噴火によって、大量の噴石がビルや民家を直撃し、金比羅山の火口群からは熱泥流が流出して温泉街を襲った。国道230号にかかっていたコンクリートの橋を流すほど、泥流の勢いはすさまじいものであった。また、地下のマグマが…

有珠山の噴火(1)

3月22日発行 有珠山の噴火⑴ 2000年3月に起きた北海道・有珠山の噴火は、日本で初めて噴火の直前予知に成功した事例である。有珠山では、3月27日から火山直下の地震が頻発し始め、29日には気象庁から「緊急火山情報」が発表された。これを受けて地元の1市2町…

近年の地震・津波災害・・・阪神淡路大震災

近年の地震・津波災害・・・阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)1995年 1995年1月17日午前5時46分、兵庫県南部地震(マグニチュード【M】7.3)が発生、死者6434人を出す大災害(阪神淡路大震災)となった。大都市の直下で活断層が活動して起きた地震だ…

近年の自然災害に学ぶ1

近年の自然災害に学ぶ1・・・近年の地震・津波被害とその教訓は? 【主な内容】阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)(1995年)、新潟県中越地震(2004年)、 新潟県中越沖地震(2007年)、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)、(2011年)…

防災士の基本理念・・・③協働

防災士の基本理念・・・協働・・・市民、企業、自治体、防災機関等が協力して活動する。 日頃から、地域の防災コミュニティの形成に積極的に参加し、防災・減災に関わる多様な組織、団体との連携を心掛けるとともに、地域に密着した防災意識の啓発、防災訓練…

防災士の基本理念・・・2

防災士の基本理念・・・共助・・・地域・職場で助け合い、被害拡大を防ぐ。 個々の人の力には限界があります。地域・職場の防災力を高めるため、日頃から近隣はもとより、地域や職場の人たちと協力して、防災・減災のための啓発活動に努めます。災害の発生規…

防災士の基本理念・・・①

防災士の基本理念・・・自助・・・自分の命は自分で守る 自分の安全は自分で守るのが防災の基本です。災害時に命を失ったり、大けがをしてしまったら家族や隣人を助けたり、防災士としての活動をすることもできません。 まず、自分の身を守るために日頃から…

乳酸菌飲料関連

乳酸菌青汁の効果 乳酸菌青汁は、乳酸菌と野菜の栄養素が含まれた健康飲料です。以下に、一般的に言われている乳酸菌青汁の効果を幾つか紹介しますが、個人の体質や状態によって効果や効能は異なる場合があります。医療の専門家に相談されることをお勧めしま…

防災士とは

1月再スタート日 防災使とは 自助・共助・協働を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを、日本防災士機構が認証したひとです。 What is a disaster prevention envoy? A person…